泉山ゼミ / ABOUT
都市計画研究室(泉山ゼミ)では、都市にまつわる研究テーマに対し、実践の現場と研究・理論を往復しながら、調査・研究・実践・発信を行っていきます。都市/エリア(地域)/プレイス(場所・空間)のスケールを横断しながら、場所と仕組みをセットで社会や地域に提案していきます。問いや目標に向かって楽しく、全力を尽くしながら、メンバーが成長できるサードプレイスでありたいと思います。
これは都市・建築をつくる人にとってつい忘れがちなことです。そう、都市・建築は人の都市生活を豊かにする、経済活動の手段です。豊かな都市生活を送るには良好な都市デザイン(都市計画などの制度や仕組み)、居場所のあるパブリックスペース、持続的な仕組みとしてのエリアマネジメントが重要です。そして、地域に足を運べば、地域住民、商店街、ビルオーナー、行政、様々な人たちと議論をしながら物事を決めたり、ビジョンを共有しながら地域や都市を豊かにするための活動、あるいは都市開発、建築などが行われます。必ず地域には熱い想いを持った人たちがいる。その人たちに寄り添い都市を豊かにするために日々実践しています。
都市を扱う研究では、実際の都市や空間、地域住民や企業などの人と出会い、議論します。そういった実践の現場にこそ最前線で立ち向かうべき課題があります。用意された正解はありません。自分や地域の人たちと議論しながら正解を出していく、研究室では実践プロジェクトに数多く関わっています。都市開発の構想、ストリートやパブリックスペースのリサーチ、プレイスメイキングのプロセス、エリアマネジメントの提案などを行っていきます。そんなON THE PROJECTで実践経験を積みながら、研究と横断しながら活動をしています。そんな都市デザインに対して、自身で問題意識を持ち、リサーチして自分で考え、チームでディスカッションし、実験などの実践をしながら調査や提案をしていく人材を育てていきたいと思っています。
都市系の学生は、ヒューマンスケールな人のアクティビティから、ウォーカブルな都市やパブリックスペース、都市部の都市開発など、鳥の眼として都市全体のスケールを扱います。人の行動を観察しながら都市やパブリックスペースのリサーチをし、都市デザインとマネジメントをセットで提案をします。そんな都市系学生は、組織設計事務所やゼネコンの都市開発部、都市計画コンサルタント、行政(公務員)、エリアマネジメント団体など幅広い仕事で社会で活躍しています。 都市の楽しさは、人とパブリックスペースに現れます。怖い人が多かったり、パブリックスペースが汚れていたしするのは、都市に病気を抱えているのと同じです。どこを対処すれば課題を改善できるか、あるいは人々が幸せや豊かな生活を送る都市の未来を描けるか、都市の医者であり、ビジョナリーになってほしいです。
泉山ゼミでは、以下の研究テーマや研究キーワードを中心に研究対象としています。
研究テーマは学生自ら主体的に問題意識を持ち決めていきます。
#都市計画 #都市デザイン #都市再生 #ウォーカブル #中心市街地再生 #パブリックスペース #広場 #ストリート #道路 #都市公園 #低未利用地 #空地 #アイレベル #アクティビティ #タクティカル・アーバニズム #社会実験 #暫定活用 #プレイスメイキング #人口減少社会の都市経営 #エリアマネジメント ほか
Photo: Parklet, Valencia St.(San Fransisco)/City Bench, Bourke St.(Melbourne)/Laneway, Degraves St.(Melbourne)/Park(ing)Day2019渋谷宮益坂 by Rui IZUMIYAMA Fig.:人間中心視点による公共空間のアクティビティ評価手法に関する研究-「池袋駅東口グリーン大通りオープンカフェ社会実験2015年春期」のアクティビティ調査を中心に-、泉山塁威、 中野卓、 根本春奈、日本建築学会計画系論文集 81(730) pp.2763 - 2773 2016年12月/公共空間活用における「参加型社会実験手法」としての 「神田警察通り賑わい社会実験2017」の成果と課題、 泉山塁威、 中島伸、 小泉秀樹、日本都市計画学会 都市計画論文集 53(3) pp.1223 - 1230 2018年11月 /都心部におけるストリートマネジメント実現に向けての主体形成及び醸成に関する研究、野原卓、 宋俊煥、 泉山塁威、 木原一郎、都市計画論文集 56(1) pp.201 - 216 2021年4月/コロナショックで失った都市のプレイス!これからのぼくらの居場所、泉山塁威、 note/エリアマネジメント団体の雇用形態からみた事務局人材と活動特性の傾向分析、宋俊煥、 籔谷祐介、 泉山塁威、 保井美樹、日本都市計画学会 都市計画論文集 55(3) pp.821 - 828 2020年11月/公民連携による公共空間の維持管理及び利活用手法としての都市利便増進協定に関する研究 -網羅的傾向及び類型化による都市利便増進協定の特徴と課題 -、松下佳広、 泉山塁威、 小泉秀樹、日本都市計画学会 都市計画論文集 53(3) pp.732 - 739 2018年11月/まちづくり・都市デザイン競技研究室応募作品泉山ゼミでは、研究、実践、日常の3つの軸とし、研究と実践の両輪での活動、日常の蓄積とフィードバックを大事にしています。また、それらに様々な活動やイベントがあり、それらの参加だけでなく、企画、運営をすることで、実践的なマネジメントを養います。これらをもとに最先端な研究、実践的なプロジェクト、楽しく充実した研究室という日常を自らつくっていきます。そして、それらに研究室メンバーが主体的に参加し、考え、日々よりよくするために改善をすることで、学生自身の成長につながり、高度な専門性をまとった都市系プロフェッショナルへと人材育成していきます。
研究・実践・日常の3つを軸とした、研究と実践の両輪での活動、日常の蓄積とフィードバック
3年生の後期にゼミ配属をしてから、4年生、そして大学院生と大まかな研究室活動の進め方、スケジュールのイメージです。年によって多少変わります。これ以外にも適宜、プロジェクトやイベントなどなど積極的に企画し参加していきます。
Figured by 細矢瑞稀
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