PROJECT

#PJ01 池袋アーバンデザインプロジェクト

2021.09.14

池袋駅周辺エリアは東京の都市拠点形成地区として都市更新が求められており、豊島区では魅力的なまちづくりが行われ、南池袋二丁目地区は2016年に街並み再生地区指定され、再開発事業による整備が進んでいる。そこで、池袋駅周辺エリアの特徴を把握するためのリサーチを行い、地域の活性化や居心地の良い空間の創出のため提案を行った。

景観

景観

リサーチ

B地区には高さ約190mの住居棟が計画されており、今後A、B、C地区と近接する高層マンションによって東池袋エリアのビル群の景観が形成されていくことが予想されることから、高層・超高層ビルのファサードデザインについて分析した。

池袋エリアに存在する超高層ビルについて、ファサードデザインの傾向や分布の特徴に関するリサーチでは、B地区空東池袋駅周辺に向かって暖色系の建物が多いことが明らかになった。

東京都の再開発事例とその景観デザインのポイントについてのリサーチでは、緑や海などの周辺環境との調和を重要視していることが明らかになった。

B地区に隣接しているとしまエコミューゼタウンの景観コンセプトのリサーチでは、緑を重要視していることが明らかになった。

提案

対象地区である南池袋二丁目B地区には、高さ約190mの住居棟をはじめ、オフィス棟、商業棟が計画されているため、周辺との調和のとれた景観デザインを目指す。

遠景では、様々な方向からの視点により棟配置や色彩を検討し、調和の取れたスカイラインを形成する。中景では、周辺の自然環境や建物のデザインから、ファサードデザインに自然素材や暖色系の素材を用いる。近景では、訪れる人の目線や日常的な活用を考え、周辺の街との調和や居心地の良い空間にするため、豊かな自然や滞留できる空間を創出する。

オープンスペース

リサーチ

南池袋二丁目B地区における再開発計画によって公開空地が生まれると想定できるが、南池袋二丁目B地区1kmには、近隣公園,街区公園,公開空地などのオープンスペースが多く見られた。しかし、オープンスペースごとの役割は明確になっておらず、多く点在しているだけになっていた。そこで、南池袋二丁目B地区を中心とした半径1km圏内に位置する24個のオープンスペースを対象に利用者属性,利用目的の2つの視点で調査を行い、オープンスペースごとの役割を判断し、新たにできるB地区におけるオープンスペースの位置付けと利用方法の方向性の手がかりを得た。

提案

対象地区である南池袋二丁目B地区周辺には、再開発により新規住民の入ってくることが考えられる。そこで、オープンスペースが交流の場となることを目指す。

オープンスペースの配置は、若年層が主に集まっている傾向がある北側に若者が活動できる場、年配の方が主に集まっている傾向がある南側に年配方がお話できる場とし、メインとなるオープンスペースでは地域住民の交流や地域のプロモーションを目的としたイベントの開催により、街の活性化と共に、新たなエリアとしての地位を築けるのではないだろうか。

ストリート

リサーチ

再開発でチェーン店化し既存の個性的な店舗を活かせない問題意識から、南池袋2丁目B地区のパブリックスペースの最適解を導くため、実際にまちを歩き、個性的な商業ストリートの低層階を分析をした。同じ地域のストリートでありながらも1本1本に個性があり、特に駅側とB地区側で低層階プログラムに違いがみられた。それには路線価の影響が大きいことが確認できた。 B地区再生によって地価上昇が予想される。これにより起こるジェントリフィケーションは地域活性化につながる一方で、ストリートの個性を失う懸念があり、既存の商店街の地域性や周辺地域との関わりを重要視することが必要であると分かった。

提案

対象地区内のストリートは、周辺ストリートの個性や歴史などを継承し、新しい文化と人が混じり賑わいを保ちつつ、落ち着いた雰囲気のあるストリートを目指す。

低層階プログラムには、池袋の個性豊かなクリエイターの交流の場としての要素や池袋の魅力的・個性的な店の育成の場となるような要素を取り入れる。また、日常生活に欠かせない生活雑貨や食料品を扱う店舗を入れることで、来街者・周辺住民の生活を豊かにすることができるのではないだろうか。

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