PROJECT

KANDAWALKABLE

NAKANOAREAMANAGEMENT

OTYANOMIZUWALKABLESTREET

PLACEMAKINGUTSUNOMIYA

PROJECT

2022年度プロジェクト報告会を開催

2022.07.17

都市計画研究室泉山ゼミの特徴の一つであるプロジェクト活動を発信することで、3年生には、この研究室への理解を深めてもらう機会、学外の方には、都市計画やこのゼミに興味を持ってもらうきっかけになったらと考え、先日5/11(水)に、2022年度プロジェクト報告会を開催しました。

初の試みではありましたが、修士1年(以下、M1)メンバーで企画から司会などの当日の運営まで行い、当日は平日夜間にも関わらず、対面及びオンラインにて多くの学生や学外の方に参加いただきました。

プロジェクトの活動紹介

第一部では、2022年度のプロジェクトの活動紹介を行いました。

中野エリアマネジメント

中野エリアマネジメントでは、中野駅周辺エリアの現状リサーチを通して、中野の今後のエリアマネジメントを考えました。アンケート調査の結果をもとに、強み・弱み・機会・脅威について整理し、大学、企業の集積、若者の移動などが強みである一方で、道路が狭く密集地帯の発生、駅のバリアフリー化などの弱点があることもわかりました。

少子高齢化という脅威に対して、中野駅周辺における開発ラッシュの機会をうまく活用し、パブリックスペースについて検討していくことで、中野のまちづくりの可能性が広がるかもしれません。

神田ウォーカブルプロジェクト

神田ウォーカブルプロジェクトでは、アフターコロナの「神田ウォーカブル」の実現に向けた調査・アクション・提案を行いました。調査では、駅から近いほど活発なファサードにより歩行時の楽しさが高い通りであり、遠いオフィス街になるほど非活発な通りであることがわかりました。また、そのような非活発な通りでも、街路活用により複数人による交流が増えることが明らかになりました。

日本大学理工学部駿河台校舎(タワースコラ)からも近い神田のまちが、歩きやすくなり、今以上に活気に溢れることを期待したいです。

お茶の水ウォーカブルストリート

お茶の水ウォーカブルストリートでは、御茶ノ水駅前(茗渓通りと御茶ノ水仲通り)で恒常的な歩行者専用道路化が検討されており、その実現に向けた調査を行いました。調査内容は、自動車・歩行者交通量調査、荷捌き調査、滞留行動調査などと多岐にわたります。調査の結果をもとに、歩行者専用道路化に向けた提案として、時間拡大の検討や区間の検討、通行を許可する自動車についての検討をあげました。

プレイスメイキングうつのみや

プレイスメイキングうつのみやでは、「街中の資源を活用しながら居心地のよい空間を創出していく」ことを目標に、ぷれみやトークやフィールドワークを実施しました。2021年11月に実施した、プレイスメイキングデイズでは、フィーリングボードを用いてお気に入りの場所と改善した方が良いと思う場所の把握や、訪れた人を対象にインスピレーションボードにてあったらいいなと思う場所を調査しました。

詳細はこちらをご覧ください→HPのプロジェクト紹介:https://urbandesignplanning.jp/izumiyama/project/

中野駅周辺エリアマネジメントプロジェクトの活動紹介をする江坂さん(M1)
プレイスメイキングうつのみやプロジェクトの活動紹介をする溝口さん(M1)

質疑応答タイム

第二部では、ディスカッション形式で、事前に寄せられた質問にM1メンバーが回答しました。

参加者からの質問では、

・プロジェクトの活動
・都市に関する質問
・研究室体制
など様々なものが寄せられました。


プロジェクトの活動では、自らが参加しているプロジェクトに参加した理由、やりがいについて質問が寄せられました。

プロジェクトのやりがいについて、M1の溝口さんは「活動したフィードバックを直接市民やプロジェクトの関係者からもらえること。もし良いフィードバックが得られなかったとしても、その都度改善していけば良い結果につながる。」と話していたことが印象的でした。


都市に関する質問では、都市計画に関しておすすめの書籍について質問が寄せられ、M1メンバーが実際に卒業研究に使った本など紹介しました。

ディスカッションの様子


研究室体制では、研究室に向いている人や、学生から見た研究室の良いところ・悪いところなどについて質問が寄せられ、M1の一之瀬さんは、泉山ゼミに向いている人は「意欲的に活動に取り組む人」とコメントしていました。

司会を務める一之瀬さん(M1)

また、泉山ゼミのいい所では、学部4年(以下、B4)メンバーからも回答しました。B4小野寺さんは、「発信するの機会が多いため、発表の経験を積めること」、B4竹中さんは「他研究室と比べてもプロジェクトに参加できる機会が多くあること」と回答していました。M1の視点やB4ならではの新鮮な意見は、これから配属予定の学生の参考になりそうです。

ゼミの魅力を語る小野寺さん(B4)

この報告会で寄せられた質問に答えることで、我々も改めて泉山ゼミの魅力や、ゼミ生として意識すべきことを再確認でき、とても有意義な時間になりました。

最後に、報告会に参加された方、お付き合いいただきありがとうございました。
少しでも泉山ゼミのプロジェクト活動の魅力が伝われば幸いです。また、プロジェクトは今年度も引き続き行っていきますので、ご期待ください。

(執筆者)水信

CONTACTCONTACT

都市計画研究室にご用件のある方は
ご気軽にお問い合わせください。