#PJ07 プレイスメイキング三軒茶屋

プレイスメイキング三軒茶屋とは、世田谷区三軒茶屋において世田谷区が掲げている「三茶のミライ」実現のために、・世田谷区世田谷総合支所街づくり課・株式会社都市環境計画研究所・一般社団法人ソトノバ・日本大学理工学部建築学科都市計画研究室(泉山ゼミ)が連携で行うプロジェクトです。
プロジェクトの目的
「三茶のミライ」には、①歴史を継承しアートを生み出すまち、②個性豊かな店が通りを彩るまち、③暮らしの近くに「働く」があるまち等、全6つのまちの姿が未来像として掲げられており、これらを実現するためのアクションが示されています。
しかし、これらの未来像には“どこでやるのか”という場所に対する記載がありません。今後も未来像実現に向けたアクションを続けていくためには、計画(ビジョン)と具体的な場所(プレイス)を紐づける必要があると考えられます。
そこで本プロジェクトでは、三軒茶屋駅周辺におけるプレイスの可能性を明らかにし、「三茶のミライ」実現に向けた調査・研究活動を行い、プレイスとアクションの可能性を明らかにします。
プロジェクトの目標と活動内容
プロジェクト全体の目標(予定)は、2024 年度以降に地域を主体とした持続可能なまちづくり推進体制の構築を目指すこととしています。
2022年度は、パブリックスペースに対する住民の愛着のある場を調査する「プレイスメイキングデイズ in 三軒茶屋」と、三軒茶屋のプレイスを評価する「プレイスサーベイ」を実施しました。これらの結果を基に、三軒茶屋の可能性のあるプレイス(ポテンシャルプレイス)を抽出し、2022年度活動報告書としてまとめました。
2023年度は、第2回目の「プレイスメイキングデイズ in 三軒茶屋」と「プレイスサーベイ」に加え、場所の短期的・長期的アクションの提案を行う参加型ワークショップ「プレイス・ゲーム サンチャ」を実施しました。この結果を基に、「三茶のミライ」に示す未来像の実現に向け、ソフトとハードが一体となったまちづくりの具体化を進めました。地域の声を収集し、三軒茶屋駅周辺のプレイスに関連する具体的なアクションの選択肢を示すパタンランゲージを作成し、「三茶のミライ・アクションアイデア集」としてまとめました。

プレイスメイキングデイズ in 三軒茶屋
三軒茶屋ふれあい広場(2022年11月27日13:00~16:15)、三角スペース(2023年6月24日13:00~16:15) において、三軒茶屋における住民や来訪者のパブリックスペースへのニーズを明らかにし、プレイスメイキングの可能性を探ることを目的とした、屋外ワークショップ「プレイスメイキングデイズ in 三軒茶屋」を実施しました。
三軒茶屋内外の居住者かつ幅広い年齢層の参加によって、三軒茶屋における公共空間へのニーズや今後の可能性に関する意見を集めました。


プレイスサーベイ
2023 年2月23 日(木・祝)10:00~16:00 に、三軒茶屋駅周辺における現在のプレイスを評価することを目的としたまち歩き「プレイスサーベイ」を実施しました。評価は、調査員(世田谷区外在住の学生7名)がまち歩きを行いながら、調査対象地に対し、個々人の主観で行いました。


プレイス・ゲーム サンチャ
2023 年10 月に第7回三軒茶屋駅周辺まちづくり会議において、場所のポテンシャル・課題をまちあるきを通じて評価し、短期的・長期的アクションの提案を行う参加型のワークショップ「プレイス・ゲーム サンチャ」を実施しました。
三軒茶屋内外の居住者かつステークホルダー、計28 名の参加により、「三茶のミライ」実現に向け、具体的な場所を対象として地域の意向や思いと共に公共空間の魅力・課題を拾い上げ、具体的なアイデア・活用の検討を行いました。


アクションの選択肢を示すパタンランゲージ
プレイス・ゲームで参加者から集まったアクションのアイデアを体系的に整理し、場所やその空間タイプ、実施する際の関係者等と紐づいた、計28のアクションの選択肢を示すパタンランゲージを作成しました。


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プロジェクトメンバー:
2023年度
准教授:泉山塁威
M1:福井勇仁
B4:太田拓翔、久志木ひま梨、土田綾美、中村佳乃、前田洋伯
B3:阿部真実、坂本愛佳、細矢瑞稀、山之内陽起、山本里輝
ソトノバ:小原拓磨、秋元友里
2022年度
助教:泉山塁威
M1:一之瀬大雅、江坂巧
B4:福井勇仁、橘奏絵
B3:太田拓翔、久志木ひま梨、土田綾美、中村佳乃、前田洋伯
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