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2025年度都市計画研究室(泉山ゼミ)4年生のおすすめの本紹介

はじめに
都市計画研究室(泉山ゼミ)では、多様な研究テーマに取り組んでおり、幅広いジャンルの書籍が揃っています。
2025年度6月号のマガジン記事では、現在卒業論文に取り組んでいる、各ユニットの学部4年生(以下、B4)が、それぞれの研究テーマと関連するおすすめの本を紹介します!都市計画の奥深さに触れるきっかけとなれば幸いです。
※それぞれのタイトルからAmazonページにとべます!
1.『街づくり×商業 リアルメットを極める方法』松本大地

人は今、e-コマースでは得られないココロの満足や体験価値を求めている。
だからこそ、実店舗では「地域の人との出会いの場」という強みを活かしたい。再開発、郊外の地域共生型SC、地方都市の複合施設、そして商店街のプロジェクトに加え、注目の池袋とメルボルンの「街づくり×商業」からプロデュースの実際を説いている。商業地に求められているトレンドが分かる一冊である。
「今の商業、買い物だけで終わらせません!」商業班|生田貴大・沼澤彩華
・タイトル:街づくり×商業 リアルメットを極める方法
・著者 :松本大地
・出版社 :学芸出版社
・発売日 :2025年3月11日
・ジャンル:商業地
2.『東京の創発的アーバニズム』ホルへ・アルマザン

本書では、東京独自の歴史と現在の強み、両方の観点から東京の未来について企業主導アーバニズムとは別の方向性を提示することを目指しており、東京らしさを形成するものを新たな視点から探っている。横丁・高架下・雑居ビルなど、普段は注目されにくい、魅力あふれる部分に焦点を当てているため、新たな視点から東京を知ることができる。
「東京の魅力に底は無い!」街路班|稲盛大翔・清水とおる
・タイトル:東京の創発的アーバニズム
・著者 :ホルへ・アルマザン
・出版社 :学芸出版社
・発売日 :2020年10月1日
・ジャンル:商業地
3.『Global Street Design Guide』Global Designing Cities Intiative

『Global Street Design Guide(GSDG)』は、世界各国の都市が安全で持続可能、かつ人中心のストリートを設計・再構築するための原則や実践例を示したガイドとなっている。歩行者、自転車、公共交通を重視し、車中心の設計から歩行者中心への転換を世界各地の都市の事例を通して紹介している。
「英語版ならサイトで無料でダウンロードできるよ!」パークレット班|植田智大・室田悠介
・タイトル:Global Street Design Guide
・著者 :Global Designing Cities Intiative
・出版社 :ISLAND PR
・発売日 :2016年
・ジャンル:ストリート
4.『ウォーカブルなまちを評価する』一ノ瀬友博、ウォーカブルなまち研究会 ほか

近年、国内外で健康、居住環境、気候変動といった様々な側面からウォーカブルな都市が議論されている。「ウォーカブルなまち」とはどのようなまちなのか、どのように評価できるのかという部分にフォーカスし、国内外のウォーカブル・シティの取り組みや、その評価指標を分析して、統合的な「ウォーカブルなまち」の評価手法を提案する一冊となっている。
「ウォーカブルは歩きやすさだけではない!」ウォーカブル班|及川瞭太・高柳翔一
・タイトル:ウォーカブルなまちを評価する
・著者 :一ノ瀬友博、ウォーカブルなまち研究会 ほか
・出版社 :鹿島出版会
・発売日 :2025年2月23日
・ジャンル:ウォーカブル
5. 『パークナイズ 公園化する都市』馬場正尊、飯石藍 ほか

公共R不動産とその母体となる建築設計事務所 Open Aが実践する公園化のケーススタディや、著者が公園化していると捉えた国内外の事例を紹介するほか、さまざまな都市空間を題材にした妄想アイデアスケッチを提案していく一冊。
「本書を読まずして公園は語れません!」スタジアム班|金山奨太・佐久間崚介
・タイトル:パークナイズ 公園化する都市
・著者 :馬場正尊、飯石藍 ほか
・出版社 :学芸出版社
・発売日 :2024年9月14日
・ジャンル:都市公園
6.『フランスのウォーカブルシティ:歩きたくなる都市のデザイン』ヴァンソン藤井由実

ウォーカブルシティに向けた歩行者空間の創出、自動車交通の抑制、自転車道・公共交通の整備、移動のDX等の方法論、制度・組織・実装のしくみ等を事例を通して紹介。モビリティや公共交通などから海外ならではのウォーカブルを論じる一冊。
「海外都市を歩きたくなります!」駐車場班|川崎海渡・佐藤陸
・タイトル:フランスのウォーカブルシティ:歩きたくなる都市のデザイン
・著者 :ヴァンソン藤井由実
・出版社 :学芸出版社
・発売日 :2023年5月20日
・ジャンル:ウォーカブル
7.『エリアマネジメント・ケースメソッド -官民連携による地域経営の教科書-』保井美樹、泉山塁威 ほか

事例紹介が中心の1部とエリアマネジメントの進め方について記されている2部で構成。1部では、大都市中心部、地方都市や郊外の市街地、住宅地の計15地域の事例を紹介。
2部では、エリアマネジメントの始めかたから、事業内容とその効果、人材育成等の課題について、詳しく説明する。初めてエリマネを知る人にも、伝わりやすい一冊である。
「エリマネを知るならこの本から!初めての方は2部から読むのもオススメです。」エリアマネジメント班|久保隼人・柚﨑廉太朗
・タイトル:エリアマネジメント・ケースメソッド -官民連携による地域経営の教科書-
・著者 :保井美樹、泉山塁威 ほか
・出版社 :学芸出版社
・発売日 :2021年5月20日
・ジャンル:エリアマネジメント
8.『楽しい公共空間をつくるレシピ:プロジェクトを成功に導く66の手法』平賀達也、泉山塁威 ほか

河川敷や空き地、道路、団地、工事敷地内など、街のあらゆる場所はイベントやフェスなどで楽しい”パブリック”な場所になる。本書は、11事例の徹底取材からプロジェクトを成功に導く手法66事例を抽出し、チームビルディングからお金、運営プロセス、共感を得る仕組みまで紹介する。
「『こんな空間作ってみたい』をかたちにする、プレイスメイキングのレシピ本です!」Power of 10+班|並木有海・高木里紗
・タイトル:楽しい公共空間をつくるレシピ:プロジェクトを成功に導く66の手法
・著者 :平賀達也、泉山塁威 ほか
・出版社 :ユウブックス
・発売日 :2020年7月22日
・ジャンル:プレイスメイキング
おわりに
各ユニットのB4が紹介したおすすめの本はいかがでしたか。
おすすめの本の紹介から、都市計画が単なる空間の整備だけでなく、パブリックスペースの活用や地域のエリアマネジメントなどを通じて、人々の行動や地域コミュニティの形成に深く関わっていることがよく分かります。どの本も、都市について学ぶ上で参考になるので、都市計画に興味がある方や参考図書を探している方は、ぜひ一度手に取って読んでみてください。きっと新たな発見があるはずです!
文責:及川瞭太、柚﨑廉太朗





